| 今日のＧ球場到着時間は10時半頃。取り敢えずはいつものように室内練習場に停められた車をチェック。江藤号も上原号も停まってますね。そこへ清水選手の黒いメルセデスがご到着。出来たら一昨日の失敗を取り戻すべく清水選手には改めてサインをお願いしたいなー、と思いつつグラウンドへと向かいます。 今日は川相選手やチョ投手等の「サイン書いてくれる隊」はみんなお休みで、走り込みをしているのは元木選手や上原君等の「サインGET困難隊」が中心です。しかし今日は何時にも増して取材陣が多く、一体誰がお目当てなんだろ？と思ってグラウンドを見回すと、野球選手としてはちょっと小柄な、どう見てもベテランとしか思えない１人の選手が走り込みをしていました。近づいてきたその選手の顔を見ると・・ おおー、工藤投手じゃないですか。ここに来てＧ球場の自主トレ組と合流したんですねー。 ちなみにあたしは移籍選手のカードを用意してないので工藤投手にサインをねだることは出来ません。しかし周りのファンはみんな工藤サインGETに秘める闘志を燃やしている模様。で、そのファン達の手元を見てみると色紙やボールがメインなんですが、中にはダイエーユニフォームの工藤カードを持っている人もいる。おいおい、それってちょっとヤバくないか？ 果たして工藤選手がＧ球場でダイエー時代のカードにサインをするのかどうかが気になったため、取り敢えず工藤選手の動向に注目しました。相変わらずのキャラクターで取材陣やファンに向かって冗談を飛ばしつつ、２時間余りみっちり走り込んだ工藤投手は、昼頃に現れたヒデキ松井と固い握手を交わした後に練習を切り上げたんですが、その愛想の良さとはうらはらにサインを求めるファンの要求には全く応えず去っていきました。江藤選手もそうだけど、移籍選手の場合何か内に秘める物があり、あえて現時点でのサインを拒否してるんじゃないでしょうかね。まあ、そんな事言ったら水曜日にサインをバシバシ書いてた河本選手の立場が無いんですけど。 で、毎度毎度の上原君タイムがやってまいりました。今日もいつもと同じトレーニングメニューを消化し、12時半を回った頃に練習終了。今日はあたしのヤマ賭け通りライト側の出口へ向かって来ます。周囲のファンの人数はそこそこだけど、水曜日よりは遥かに少ない。果たして今日も上原君はファンの要求に応えてくれるのでしょうか？ ・・とその時、後ろの石階段頂上付近を見ると誰かの即席サイン会が開催された模様。遠くて誰なのか確認出来なかったものの、周囲のファンの「木田だ木田だ」の声で、それがデトロイト・タイガースの木田投手である事が発覚。 「え゛？ 木田？？ おおー！ あっちにも行きたい！！ でも上原君も出てくるし・・ あうー、どっちにしようか迷う迷う〜！」という贅沢な悩みが頭を駆け巡りましたが、取り敢えずは上原君待ちを維持する事に決定。 そしてグラウンドから出てきた上原君でしたが、「まだ練習残ってるのですいませーん」と言い残して石階段を駆け登っていってしまいました。あらー、やっぱり水曜日の上原君は1:7インサートの激レアだったのね〜 そしてあたしは上原君の背中をぴったりマークするように石階段を駆け登り、木田サイン会会場へ高速移動。こういう事もあろうかと思って用意しておいたＧ時代の木田カードにサインをして貰いました。本来ならMLBのKIDAカードを用意するのがスジなんでしょうが、まあ一応Ｇ球場だし、周りのファンもみんなＧ時代のカードを差し出してたから問題ないでしょう。 |
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その後は特に動きもなく、雲一つない晴天の中でひたすら走り込みを続けるヒデキを眺めながらグラウンドの周辺を散歩。ひた走るヒデキの脇では若手選手がノックを始め、冬のＧ球場にボールを打つ音がこだましています。うーん、「平和だねえ〜」って感じ。 高台のベンチに腰掛け、連日のＧ球場通いで得た戦利品を眺めながらニヤニヤしているとヒデキが練習を切り上げた模様。そしていつもの「後でね」コールの１時間後に室内練習場前で開催されるヒデキサイン会に参加して、あたしのＧ球場通いは幕を閉じました。 |
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連日のＧ球場通いでもう大満足の成果が得られましたが、ちょっと残念だったのはＫＫコンビ＆パツキンヨシノブの姿が見られなかった事と、入来兄弟CO-SIGN'Sが完成しなかった事、それと清水選手に改めてサインをお願いする機会に恵まれなかった事かな？ しかし、ここ数週間で野球観戦の姿勢も、カード収集に対する考え方も相当に変わりました。例えば昨シーズンなんかテレビの前で「こんにゃろ！てめえ槙原!!」とか言ってましたが、手元にサインなんかあると「ああっ、槙原様、頑張ってー！」って気分になりますよ。 カードにしても「94TOMY/IDのキラ#1,2がなんぼのもんじゃい！ 俺のサインなんかヒデキ様の手垢付きだぜい!!」って感じで、妙な高値が付けられたカードの真価って奴が今まで以上に疑わしく感じられてきます。プロ野球カード収集歴７年目にして遅蒔きながら一歩前進出来たって感じですかね。 そういう点でも、もしプロ野球選手にサインを貰った経験が無く、ちょっと足を伸ばせば贔屓の球団の練習場へ行ける環境にある人がいたとしたら、それはもう絶対にカードを持って選手の元へ行くべきだと思います。 大抵の選手は快く応じてくれますし、ほんの数秒のコミュニケーションとは言え、サインをして貰うとその選手への考え方も大きく変わってくるものです。大げさな言い方をすると他人とは思えなくなるんですね。 実際ＴＶ中継だけ見てると、そこに映し出される選手達はもう別世界の存在でこの世に存在する事すら疑わしく感じられる時もあります。 しかし選手達は確かにこの世に存在し、同じ人間で、お願いすればサインだって書いてくれるという事実を再確認出来るんです。 まあ、中にはなかなかサインを書いてくれない選手もいますけど、基本的に野球選手で「サインを書かない人は居ない」訳ですから、サインを書かない選手から如何にしてサインを貰うかを画策するのもまた一つの楽しみとなります。ま、あたしみたいに上原君サイン狙いで平日の昼間に５度も６度もＧ球場へ出向けるような社会人はあんまり居ないと思いますけどね。 そういう訳で2000年冬の自主トレ期間のＧ球場通いレポートはこれにて終了。 次回また出向く機会があれば随時その報告を書き込んでいこうと思っています。 |
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