05年11月の日記

過去の日記

05年11月04日

相変わらずDVDやビデオではよく映画を観てて、前回更新日から今日にかけて17タイトル観てるのか。仕事のある日は寝る前に１本、起きてから１本。休みの日は一日中観てるかと言えばそんな事もなく、陽のある時間帯は外出して家に帰ってきてから夜更かしして3-4本まとめて観るって感じ。今までにもそういう生活を数日続けた事ならあるけど、これだけ長い期間このペースを維持してるのは学生時代以来。

ちなみに俺が一番映画を観た時期は19-20歳頃で、上記に近いペースでレンタルビデオやテレビ放映された映画のビデオを観つつ劇場にも頻繁に足を運んだ。名画座のハシゴもよくやったしオールナイトの特集上映や自主上映会にもマメに通って年間300本を軽く越える量の映画を観まくった。そういう事してるから留年しちゃったんだけど（笑）

今年はホームシアターこそ当時に近いペースなれど劇場には全く行かないから150-200本くらいに収まってるのか。明後日から待望のTAKESHIS'が公開されるので久々に劇場へ行くけど、マメに足を運べるような時間的＆精神的余裕はちょっとないな。

ホームシアター最大の利点はブレイク可能な事。観てる途中で眠くなれば寝て、起きてから続きを観られる。実際、これが出来るから仕事をしながら年間200本近い映画も観られた訳で、時間も場所も指定されてノンストップで観る事を定められた劇場での映画鑑賞だとこうはいかない。

昔は家でビデオを観る時も劇場の雰囲気を出す為に映画は観始めたらノンストップというポリシーを守ってたものの、そういう事は時間に余裕がなきゃ出来ない。最近はホームシアター最大の利点を敢えて捨てる必要もないだろと開き直ったからこれだけの本数を観られたんだな。

確かに流れを切れば感動は薄れる。でも自分にとってホントに価値ある映画と出会えばノンストップで観ちゃうんだよ。だからブレイクしちゃうか出来ないかが価値観のバロメーターにもなってる。

大量の映画を見続ける最大の理由は己の感性を磨く為と、自分にとって価値ある映画を見つける為。世評なんかアテにならないから結局は観て観て観まくるしか方法がない。とは言え、今の生活を続けてると他の事が疎かになっちゃうから手持ちの未見DVDを見終えたらせいぜい週2-3本のペースに落とそうかと思ってる。

それと観た映画全ての寸評を書くのも止めた。記録の意味合いで観た作品のタイトルだけは全て書くけど、感想は熱く語りたいと思わせた作品に限定しようかと。その方が読み手も楽しめるでしょ。

05年11月10日

なんだかんだで忙しくweb日記を更新する余裕がなかった。まあ例によってビデオ＆DVD鑑賞は続けてるし全く時間がない事もないんだけど。

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先日とあるミュージシャンと話をする機会に恵まれた。ここでは名前を伏せとくけど、実は次回作の長編で音楽を（勿論オリジナルスコアで）お願いしようと思ってる某ロックバンドのメンバーだったりする。

ホントはギャラ交渉とかそういうビジネスライクな話をしようと思ってたものの、たまたま俺とその人が同い年だったり同郷だったりして（俺が中野でその人は高円寺）、違う話題で盛り上がり単なる雑談に終わってしまった。他のメンバーの方とは会えなかったし具体的な事は何一つ決定してない。ホントにお願い出来るかどうかすら定かじゃないものの手応えは決して悪くなかったかな～、と。あとはギャラの問題だろうな。

しかし今年に入ってからミュージシャンとか役者とか、ライターとか脚本家とか映画監督とか、そういう普段あまり接触のない人達との交流機会が一気に増えたけど、共通して言えるのはみんなある種のオーラを放ってるって事。何つーか、温室育ちの俺とは比べ物にならない程に根性入ってて肝が座ってるっつーか・・

やっぱり実力だけがモノを言う世界で生き残ってきた人達って何かが違う。学ぶべき部分も多いし刺激にもなる。しかし俺自身そういう風に生きていけるか、と問われれば、やっぱり返答に躊躇してしまう。映画の世界に入りたかったけど生計が立たないという理由で会社員としてビデオカメラマン業を続けてる身の上だからねえ・・

それでもこのまま終わりたくねえと思うからこそ長編作品の準備を着々と進めてる訳だし、彼等に負けないだけの情熱を注がなきゃ絶対失敗すると思う。冗談抜きに死を覚悟する位の意気込みで挑まなきゃね。

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ほとんど私信だけど、明日TAKESHIS'行きま～す。世評を見ると、かな～りコメントの難しい作品のようですが頑張って感想書きますんで乞うご期待。

05年11月13日

TAKESHIS'行ってきたので取り敢えずレビューなんぞを。しかし評判通り言葉にして説明するのが難しい作品だなあ。YAHOO!ムービーには北野武とのリンクレベルが試されるとか書いてあってちょっと不安だったものの、思いっきりリンクしてたので一安心（笑）

ちなみにレビューじゃ北野作品は全て劇場で観てると書いたものの、白状すると3-4x10月だけは劇場で見損なってビデオで観た。言い訳すると思った以上に公開期間が短かったんよ。但し、第４回東京国際映画祭であの夏、いちばん静かな海。を観る前には鑑賞済みだったから完成順は崩してない。だから勘弁してって感じ。

で、折角休みの日に新宿まで出向いたので隣の劇場で公開してたティム・バートンのコープスブライドも観てきた。こっちも凄く良かったけどTAKESHIS'のレビュー書いたら疲れちゃったのでこっちのレビューは後日。

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TSUTAYA高田馬場店へ入会して全店舗利用可能の会員証を入手したので、今までUSED販売フロアしか利用した事がなかったTSUTAYA新宿店のビデオレンタルフロアへ初めて足を踏み入れたら凄え品揃えでビックリ。探してたロシュフォールの恋人たちも地獄部隊サム・ライミ／虐殺ヒーローも殺しが静かにやってくるも血の唇も貸してるし、若松孝二の処女ゲバゲバとか、実写版サーキットの狼なんつー珍品まである。スポンティニアス・コンバッションのDVDもあったから今後利用機会が増えるだろうな。しかしながら一気に借りちゃうとまた収拾付かなくなるから今回は様子見のみ。最初に借りるのはやっぱり血の唇か（笑）

ちなみに手元にある未見のDVDは７枚まで減った。でも全部観ちゃえばまた借りてくるのであんまり関係ない（笑）　とは言え、未見の作品が手元にあるのにドカドカ借りる事は止めるつもり。これやってると落ち着かないんで。

05年11月19日

遂にこれがヤフオクに登場したねえ。音源自体はベスト盤のCDに収録されてるし、以前ほど高値は付かないだろと思ってたものの、やはりまだまだコレクターズアイテムとしては健在といった所か。今のところ手放す気は皆無だけど経済難でどうしようもなくなったら俺も出品しちゃおうかな。

しかし、自分も所有してる物が高値で取り引きされてる様子を見ると金にクラッと目がくらむ自分と、そんなに価値のある物なら絶対手放したくないと思う自分が共存する（笑）　まあ世のコレクターと呼ばれる人種は全てそうだと思うけど。

・・と言いつつ、ちょっと手持ちのコレクターズアイテムをチラホラと整理してる。今回ヤフオクへ出品した中で珍品と言えばこんなの。オリジナル欠品無し色違いバージョンを２体＆復刻版１体持ってるし、このブルーバージョンも復刻されれば値崩れ起こすから早々に手放しちゃえ、と。

コレクションの切り崩しは少し前から始めてて、気付いたら結構まとまった金になったので年末に買い換えようと思ってたDVDレコーダー（HDD付き）を購入。いや、この数年でDVDレコーダーは凄い進歩を遂げてるね。非常に高性能で大満足。で、不要になった古いDVDレコーダーはヤフオクへ出品しリサイクル。実に効率の良い時代になったもんだ。

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昨日から休みなのでTSUTAYA新宿店へダン・カーティスの血の唇を借りに言ったら何と貸し出し中。今更あんなマイナー映画を観たいと思う奴が俺以外にも居たとは・・　まさかウチのリピーターじゃねえだろうな（笑）

05年11月26日

ヤフオクへ出品したコレクション切り崩しのサイボーグ１号シリーズがそこそこ良い値で捌け、結構なお小遣いになった。あんまり威張れないけど、こういう時に俺のマニア気質は功を奏する。常々書いてる通り決して投資目的で所有してる訳じゃないものの資産には間違いないからね。

で、その分の金を当て込んでipod(30GB)を購入。いや、こりゃええわ。あの極小ボディに約5000曲入るんだから大したもんだ。今の所、手持ちのライブラリーから2000曲ほど突っ込みシャッフルモードで聴いてて、これがなかなか楽しい。頭脳警察に始まりドリフのヒゲのテーマへ飛び、ニルヴァーナからクリスタルキングの大都会へ・・と言った脈絡のなさ加減が素晴らしくおお、この選曲で来たかあ！って感じで一人盛り上がってる（笑）

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TSUTAYA新宿店を利用するようになってから間もないと言うのに、もうかれこれ20本近く借りてる。どれもこれも激烈マイナー映画ばかりだから敢えてタイトルは書かないけど、ここで俺の探してた映画の９割は穴が埋まった。全てDVD-Rにコピーしてから返すので、おかげさまで未見のDVDがまたまた10枚オーバー（笑）　いったい何時になったら落ち着くことやら・・

で、先週貸し出し中だった血の唇を借りてきた。以前ここにも書いたけど、これは俺がガキの頃に唯一怖くてテレビを消してしまったという思い出の作品。今観たら大して恐がれないとは思うけど、そこまでガキの頃の俺をビビらせた映画なので非常に楽しみ。

しかし今思い返すと、ガキの頃の俺って決して恐がりじゃなかったものの10-11歳前後の頃に限ってやけに恐怖の感性が過敏だった。バカだから部屋にオーメンとかグリズリーのポスターを貼ってて、それまで全然平気だったのに何故かそれが急に怖く感じられ夜眠れなくなったり。だったらそんなポスター貼らなきゃいいのにねえ（笑）

血の唇を観たのは正にそんな時期。とにかく冒頭５分位で震え上がりその先は全然観てないのよ。あの純粋さを失わなければ今もショボいホラー映画で恐がれたのに、中学に入った頃にはまた全然平気になっちゃった。何故あの時期だけ恐がりだったのか、今考えると凄く不思議だね。丁度その時期に親父を亡くしてるからそれが深く関係してる気もするけど、血の唇を観た時はまだ親父も健在だったからなあ。

05年11月29日

ここ１年間は買ったDVDのタイトルを追加するだけに終始し全くレビューを書かなかったDVDレビューのコンテンツを一新する事にした。あの三行コメントじゃ何の参考にもならないだろうし読み物としても面白くないでしょ。

・・つー訳で１作１作のレビューをもっとしっかり書こう、と。ちなみにＭｙＢｅｓｔ 44 Ｍｏｖｉｅｓもラフなレビューを書くという趣旨で始めたものの結局は肩に力が入り過ぎて全然更新しないのが現状だからこっちはホントにラフな姿勢で、俺の映画史的なスタンスで行こうと思ってる。

しかし気が付けば手持ちのDVDライブラリーも軽く100枚を越えてしまったから（裏も含めれば300枚オーバー）全部埋めるには相当時間を要するだろうな。まあ、気が向き次第ランダムに更新しようと思ってるので興味のある方へは乞うご期待って事で。

なお、記念すべき第一回目のレビューはこれ。何でまたこんな映画を選んだのかと問われれば何となくとしか言いようがない。たまたま通勤途中にこの映画の事が頭に浮かんだからだね。そんな感じで気まぐれに追加していきますわ。

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